Morikoの北海道生活

雪がほとんど降らない本州から北大に進学した男子大学生の日記です。

【北大情エレ】生体情報コースの研究室配属制度がヤバい!?

こんにちは。


つい先日、私の配属先研究室が決定しました。私はなんとか希望通りの研究室に入ることができましたが、正直なところ生体情報コースの研究室配属制度に納得がいっていないので、これからこのコースに入りたいと考えている方に、ある程度の覚悟をしてもらいたいと思い、この記事を書きました。



●一般的な研究室配属制度

情報理工学コースやメディアネットワークコースなど、他の情エレのコースにおける研究室配属制度はいたってシンプルです。

学生は、第1希望から順に希望研究室を提出し、成績上位者から研究室が決定していきます。総合理系の移行制度と類似しています。

完全な成績順ですし、履修する科目もほぼ同じなので公平性は高いといえるでしょう。

●生体情報コースの研究室配属制度

生体情報コースの研究室配属制度は、無駄に複雑かつ不公平です。

まず、研究室配属に関わる学生はA群とB群に分けられます。

A群は、3年前期までに開講された情エレの共通科目及びコース専門科目のうち70%以上を修得した者、B群はその条件を満たさない者です。年によってはB群はいないこともあるかもしれません。

はじめにA群の学生が研究室配属を行い、A群の研究室が決まった後、B群が配属されます。成績順にやるならわざわざ分ける必要ないのでは?と感じますがそれはまだ置いておきましょう。

各研究室には、最小定員、最大定員が設定されています。
また、A群、B群を含めて、最終的にはすべての研究室が最小定員を満たす必要があります。以下が具体的な配属手順になります。

①A群の学生は希望研究室を1つだけ提出し、希望数が最小定員以下の研究室を希望する学生の配属を即決定します。

②研究室希望状況を見て、希望する研究室を移動する時間が設けられます。希望者が別の研究室に移動した結果、最小定員以下になった研究室がある場合、その研究室を希望する学生の配属を決定します。

最小定員を1名満たさない研究室が3個以下になるように、A群のみで調整します。例えば、最小定員4人の研究室に希望者が1人しか居なかった場合、最小定員-1つまり、少なくとも3人はその研究室にA群から配属されなければならないので、A群の中で成績下位の2人が強制的にその研究室に配属されてしまいます。

④A群の研究室配属が決定した後、B群の研究室を成績順に決定します。このとき、最小定員未満の研究室があればそこに入ることになりますが、最小定員未満の研究室が無ければ、最大定員未満の研究室から選べます。今年度の場合、10個の研究室のうち7個ぐらいから選べたと思います。仮にもともとA群の学生が希望していた研究室であってもです。



これらが生体情報コースの研究室配属制度です。以下にこの制度がなぜカスであるのか、ポイントを述べていきます。

カスポイント① 希望できる研究室が1つだけ

他のコースはおそらくすべての研究室に希望順位をつけて提出するので、普通の成績であれば第3希望ぐらいにはとどまると思います。

しかし、生体情報コースにおいては希望研究室を1つしか出せません。

希望した研究室が人気だった場合、第2希望、第3希望の研究室に移動したいと考えることもあるかもしれませんが、最小定員以下の研究室は、その時点で希望していた学生が配属決定しているので残り定員がわずかになっていることもありますのでリスクがあります。

カスポイント② 最小定員以下の研究室の配属が即決定する

人気だけど第2希望が多い研究室もあります。そういった研究室は希望を出した時点で最小定員を割っていることがあり、そこを志望しておけば成績が低くても配属決定できてしまうのです。

他コースの研究室配属では、成績による優先度が逆転することはありませんので、正直このルールはちょっと渋いです。

カスポイント③ A群が入れなかった研究室になぜかB群が入れる。

ある研究室の希望者が最小定員-1人よりも少なかったばかりに、A群の人が希望していたのに入れなかった研究室が少なからず存在します。

当然A群が抜けているので定員は空いており、そこにB群は配属できてしまうのです。

A群はB群と比べて成績が高いのは当然で、成績の高いA群の中で成績順で配属先を決めているにもかかわらず、B群は別枠で配属先が決定してしまう、というあまりにも不公平な事態が生じてしまうのです。

既に最大定員が埋まっている研究室は選べないとはいえ、6個~7個の選択肢があるので、希望者の少ない研究室に強制的に配属してしまったA群からすれば、到底納得のいくものではないでしょう。


いかがでしたか。来年度以降は制度が改善されていることを願うばかりです。