Morikoの北海道生活

雪がほとんど降らない本州から北大に進学した男子大学生の日記です。

【北大】総合理系徹底攻略⑦ 自然科学実験編

こんにちは。


今回は、総合理系生活の中でも大きなウェイトを占めるであろう、「自然科学実験」の攻略についてまとめましたので、参考にどうぞ。

私の代はオンラインですし、実験内容も年を経れば変わるものなので、具体的な実験テーマにはほぼ触れません。

自然科学実験とは

自然科学実験」は、北大の理系学生全員が必修となる科目で、各科目における基礎的な実験操作及びレポートの書き方を学ぶ科目です。

ただし、レポートに関するフィードバックは一切もらえません。

大半の理系学部では、2年以降、専門の実験が必修となっていることが多く、それらに向けたレポート作成と、それを期日までに提出するという習慣づけのようなものだと思った方が良いでしょう。

実験科目を選ぶ際のポイント

自然科学実験では、「物理」「化学」「生物」「地学」の4種類の科目から、2種類を選んで履修することになります。

各科目で定員が決まっているようなので、必ずしも希望通りになるとは限りません。

特に地学は、定員がかなり少ないらしく、第2希望以下で通ることはあまりないと思われます。

どうしても地学の実験をしたいのであれば、必ず第1希望で出しましょう。

私は物理・化学しか経験していませんので、あくまで伝聞の結果ではありますが、一般的には

物理 > 化学 > 生物 > 地学

の順でキツイとされています。

物理は処理すべき課題・グラフが多い。

化学は理論的な計算や考察が多い。

生物はスケッチが面倒くさい。

地学はが必要。

といった感じです。

成績の基準

自然科学実験の成績は、各科目6テーマ、計12テーマのレポートの成績を総合してつけられます。

各テーマのレポートが10点満点(出席点含む)で、72点以上をとれば単位が認定されます。

おそらくそれ以上は相対評価で成績がつけられており、A+はおおむね5%以下に抑えられています。

基本的には、全ての実験に出席し、全てのレポートを提出していれば単位を落とすことはありません

成績を取るためには?

まず、この科目でA+を狙うのはあまりお勧めできません。

レポートで成績を決める科目すべてで言えることですが、レポートの完成度というものはやればやるほどキリがありません。

特に、自然科学実験は相対評価な上、A+の人数を故意に抑える傾向があるため、周りの学生のクオリティ次第では、時間をかけた割にいい成績がとれないということもあり得ますし、フィードバックがないため、採点基準や公平性が不透明です。採点をしているのが大学院生という噂も…

1年生は当然他の科目を多く履修しているので、試験のある科目の勉強時間を増やす方が結果的にはコスパがいいと思います。

そのうえで、A帯を確実に取りたい!という人のために、レポートを書くときのポイントを以下にまとめます。これは、2年生以降の実験科目でも役に立つはずです。


① 与えられた課題をもれなくこなす

自然科学実験のテキストには、「実験結果から〇〇について考察しろ」「〇〇に関するグラフを作れ」「理論値を計算しろ」などのような課題がいくつか示されているはずです。こういうのは”必ず”こなしましょう。

「いや、そんなの当たり前でしょ?」と思いますよね。でも、大半の人間はレポートを期限ぎりぎりに徹夜でやる羽目になり、レポートを終わらせることだけを考えてテキストの課題を忘れてしまうものです。

大学院生が採点をしているというのは確定情報ではありませんが、教授は基本忙しいので十分あり得ることです。

その場合、明確な採点基準が設けられているはずで、課題に回答していないのであれば、当然その部分は0点になります。

その他、レポートのファイル名やファイル形式に指示があるときは必ず従いましょう。


② レポートの体裁を整える。

自然科学実験において、レポートの書き方を詳細に指示されることは少ないと思われますが、見やすいレポートを意識するのは重要です。

採点者は一度に数十人程度のレポートを採点するので、せっかく課題に答えたのに見逃されたりしてはたまったものではありませんし、見づらいレポートでは、少なくともいい印象は与えられません。

見出しのフォントやサイズを変えたり、本文にインデントをつけたり…

ほんの少しの手間ですが、意外と大事な部分なのです。


③ 一番大事なのは考察

対面実験なのであれば、理想通りの実験結果とはならないことも多いかと思います。

しかし、学生実験というもの、うまくいかないのが当たり前です。

重要なのは、なぜそのような結果になったのかを、論理的に考察することです。

ただ結果を貼り付けるだけだったり、課題に解答したりするだけではA帯をもらえることはほぼないでしょう。

なぜ実験がうまくいかなかったのか、どうすればそれを改善することができるのかをしっかりとレポートに記述するようにしましょう。



いかがでしたか。今回記述したポイントを押さえてレポートを作成すれば、たいていの場合はA帯を取れると思います。あまり自然科学実験ばかりに気をとられないようにほどほどに頑張りましょう。

※本記事は、自身・友人の経験及び、教授の発言などをもとにして作っていますが、いたって常識的な内容です。本記事を参考にしたのにいい成績を取れなくても、あなたの責任です。