Morikoの北海道生活

雪がほとんど降らない本州から北大に進学した男子大学生の日記です。

【北大】総合理系徹底攻略⑥ 予備予備志望調査・本志望調査編

こんにちは。

今回は、予備志望調査について解説していきます。


〇予備志望調査とは

例年9月ごろ、総合理系・総合文系の学生を対象に行われる志望学部の調査です。志望学部を第3希望まで登録できます。

前期の成績をもとにして、本番の学部移行と全く同じルールで学生を振り分けるデモンストレーションを行います。

この調査では、現時点における各学部・学科の最低移行点、志望人数、自身の全体での移行点順位を知ることができます。

予備志望調査の結果を参考にして、後期にどの講義を履修し、どれだけ力を入れて勉強しなければならないかを考えるのに役立つでしょう。


〇予備志望調査は役に立つの?

では、予備志望調査で明らかになった最低移行点はどれほど信用していいのでしょうか。

結論を申し上げると、あくまで参考程度・人気学科の把握程度にしか使えません。

基本的にある程度の志望者がいる学部は、実際に学部移行を行うとき、最低移行点が上昇します。

この理由については他の記事でも述べていますが、移行点算出の仕組み上、後期の成績次第で低GPの科目を追い出すことができるためです。

前期と後期の頑張り具合が同じであったとしても、多くの学生では、学期GPAよりも移行点の方が高くなるでしょう。

また、予備志望調査に参加していない学生本志望調査の時に志望学部を変更する学生が存在していることも事実です。

「思ったより移行点が高かったから〇〇学部志望にしよー」とかね

こういう人は大体2年以降後悔します。

このような理由から予備志望調査の結果はあまり鵜呑みにはできません。



移行点については学内資料であるため,、正確な数値を上げることは出来ないので少しぼかしますが、私の年では、

学科J 3.4→3.7
学科s 2.8→3.2
学科m 3.6→3.8 (およその数値)

のようになっており、大半の学部学科が上昇傾向でした。

募集人数の少ない医学部や獣医学部では、1人の決断が移行点を大きく左右するため、予備志望調査で定員に入ったからと言って油断してはいけません。

後期は追い詰められた学生が追い上げてきたり、高い移行点の学生がフラッと志望学部を変えたりしてくることが多々あります。

後悔のない学部移行になるよう、あと半年間、頑張ってください。


〇本志望調査(第1回志望調査)

後期の成績発表が終了した後行われる志望調査です。基本的なルールは予備志望調査と同じですが、ここでは実際に学部移行で使われる移行点から最低移行点を出します。第3希望まで登録可能です。

これはあくまで志望調査であり、この結果で学部が決定するわけではないので注意してください。


〇さすがに本志望調査の最低移行点は正確ですよね?

少なくとも、予備志望調査よりは実際の最低移行点に近くなります。最低移行点が上がりすぎてて絶望する人もちらほら。まあ、私もその1人でしたが…

ところが、実際の学部移行では、最低移行点は変動してしまいます。

これには様々な理由があります。
・本志望調査にも参加していない不届き者がいる。
・志望学部に行けることを確信した高成績の学生が、テキトーに学部を登録する。
・第2次振り分けに懸ける学生が、学部移行の際に第1志望学科しか登録しない。
などです。

そのため、自身がボーダーライン付近にいる場合、本志望調査の最低移行点は上回っているのに学部移行では落ちてしまったり、逆に最低移行点未満で特攻したらなぜか志望学部に受かったりということがあります。
なので、仮に最低移行点に届いていなくても、第1志望の学科は変えずに祈るのがいいのではないかと思います。

今回はここまでです。次回は学部移行について書く予定です。